おせち料理の意味や由来とは?子供向けに食べる理由を簡単に説明!

お正月に食べるものと言えばおせち料理ですね。

毎年何気なく食べていますが、おせち料理には由来や歴史があり、そのおかずには一つ一つにちゃんと意味があります。

なんとなく知っているつもりですが、

『何でおせち料理を食べるの?』

という素朴な疑問には、なかなか答えられないものです^^;

意味や由来をわかった上で食べることで、おせち料理のありがたさが増します。
しかもさらに良い1年になること間違いなしです。

子供たちにもわかりやすいよう、おせち料理の意味や由来、食べる理由を簡単にまとめました。

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おせち料理の意味と由来

おせち料理は、お正月に年神様※をお迎えするお供え物として作られた料理のことです。
※年神様…初日の出と共に私たちの家にやってくる幸せをもたらす穀物(お米など食べ物)の神様のこと

日本では古くから年に5回、季節の節目(節供[せっく])には神様にお供え物をしてお祝いをしていました。

なぜお祝いするのかというと、神様に日々の豊作に感謝したり、豊作を願うためです。

3月3日の桃の節句や5月5日の端午の節句にもお供え物のための料理を作り、お祝いをする風習が残っていますよね?

ちらし寿司やちまきがそれにあたります。

この料理のことを御節供(おせちく)といい、のちに「おせち」と略されて呼ばれるようになりました。

年に5回のお祝い事の中でも、年の初めにお祝いするお正月が最も重要視され、お正月料理のことを「おせち料理」と呼ぶようになりました。

↓こんな風に説明してあげると良いですね。

おせち料理とは
神様に1年間無事に生きてこられたことに感謝し、そしてまた1年無事に生きられることを願いながら食べる、おめでたい特別な料理

住むところや食べることに困らずに生きてこられたことは、実は当たり前ではありません。

しかし私たち人間は恵まれていることを当たり前だと思ってしまい、感謝の気持ちを忘れがちになってしまいます。

昔の人々はその感謝の気持ちを忘れないよう、1年の中でも節目いくつか作ってお祝いし、日々の平和な生活を願い、感謝をしていた、というわけですね。


おせち料理のおかずに込められた意味

そんなおめでたいおせち料理のおかず一つ一つには、ちゃんと意味があるのです。

黒豆

黒豆には『まめに働けますように』という願いが込められています。

つまり健康と長寿を願って食べます。

『元気に長生きできますように』ということです。

数の子

数の子はニシンという魚の卵です。

たくさん卵がついていることから、子孫繁栄を願って食べます。

『子どもたちが元気に育ちますように』ということですね。

たたきごぼう(酢ごぼう)

出典:wikipedia

ごぼうは豊作の象徴と言われています。

またごぼうは地中深くに根を張るので、その力強いイメージから健康を願って食べます。

田作り(ごまめ)

昔、イワシは田んぼの肥料でした。

田んぼを作る、すなわちお米がたくさんできるよう、豊作を願って食べます。

『食べるものに困りませんように』ということです。

伊達巻

巻物に形が似ていますね。今でいう書物、本のことを表します。

このことから学問や教養を持てることを願って食べます。

『頭が良くなりますように』ということですね^^

栗きんとん

その黄色い色から連想して、金運アップを願って食べます。

『お金持ちになれますように』ということです。

紅白かまぼこ

形が初日の出に似ていることや、紅白は縁起が良いとされるので「おめでたい」象徴として食べられます。

えび

腰が曲がってひげが生えているその形から、長寿を願って食べます。

『長生きできますように』ということですね。

昆布巻き

「よろこぶ(喜ぶ)」の語呂合わせです。「こぶ=昆布」ということですね。

『家族みんなによろこび(笑顔)が溢れますように』ということです^^

おせち料理を食べる理由

おせち料理を食べる理由は

『これからも家族みんなが、1年平穏無事に過ごせますように』というお祈り(お願い)をするため

と、

新年を無事迎えられたことをお祝いするため

です。

おせちのおかず一つ一つに願い込められていたのは、こういう大きな願いが根本にあったからですね^^

また、年神様をお迎えしている正月には、物音をたてたり騒いだりしてはいけないと言われています。

台所で火や水を使ったり、お風呂に入ったりしてもいけないとも…!?
これは火の神様や水の神様を休ませよう、という考えから来ています。
簡単に言うと料理や洗い物をするな、ということです。

これは『お正月の三が日は、いつも家事に忙しいお母さん(お父さん)にお休みしてもらうという思いから来ている、とよく言われています。

そのためおせち料理は日持ちがするように、煮たり焼いたり干したり、酢でしめたり甘くしたりしているのです。
そして一般的には大晦日の数日前から用意し始め、元日に間に合わせます。

子供に「ハンバーグが食べたいー!」や「カレーが食べたいー!」と言われた時には、

『ママ(パパ)のお正月は、お料理もお休みする時なの♡』

と答えてあげましょう。笑

そして、おせち料理のおかずの意味をひとつひとつ教えてあげると良いですね^^

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最近のおせち料理は中華風のものがあったり、洋風のものがあったり、バリエーションも豊かになってきましたが、おせち料理にはこんなにも深い意味や由来があったんですね。
感謝の気持ちも忘れずに、家族みんなでありがたくいただきましょう。

子供たちにもわかりやすく意味を教えてあげることで、おせち料理を楽しんで食べてくれるはず^^!

楽しくおせち料理を食べて、幸先の良い1年のスタートを切りましょう!

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